シェラ・デ・コブレの幽霊

ADHDでASDで双極性障害2型で不眠。生きてみよう!

水の惑星

蜃気楼につられてしまい
砂の沙漠をつらつらと散歩
星の位置や傾きや
そんなものわかるわけもなく

へたりこんで水筒をあけると
一番好きな日本酒の限定絞りが入っておりました

水の惑星で乾いて死ぬのか
そう思ってまっすぐ歩いたけど
どうやらとうとう倒れたようです

今は空から見ています
地球は青かった

メモ

ベゲタミンラボナイソミタールマイスリーアモバン・ルネスタハルシオンレンドルミンリスミーエバミールデパスサイレースロヒプノールネルボンドラールダルメートエリミン

 

うーん…

ロゼレムとベムソムラは個人的に別物扱いだぬ

 

 

花嫁

家路の途中教会の前を通ったら
華やかな結婚式が行われていた

入り口のゲートは開かれていて

お祝いに来たたくさんの人たちが
花びらを宙に舞わせて新郎新婦が出てくるのを待ってる


庭に出てくるすらりとした長身の新郎

半歩遅れて手を取られ庭への階段を降りてくる新婦

白いヴェールに白いドレス
手には真紅の薔薇のミニブーケ

遠目にも分かる、美しい女性だ

しかし、ぼくには見えている
新婦の頭の白いベールは燃えている

青と赤の混じった炎を放っている

多分彼女も感じ取っているはずだ

 

彼女と目が合った
「おしあわせに」
聞こえない距離だけどひとこと言って

ぼくはその場を後にした

解体

ぼくの解体ショー
お腹に冷たいメスが入り
待ってましたと暗黒があふれだす

ぼくがかつて飲み込んだ

 

懐中時計
注射器
母の手からもぎ取ったガラスの指輪
まち針数十本
宝石のはまった飾りナイフ
ニキシー管

 

オークションが始まり
ぼくの部分は安値で買い取られていく
一番の高値は
プリンスアルバートの入ったペニス
ぼくはニヤついた

意識が薄れ始める


最後の記憶がペニスかと笑う
ぼくはいまだぁれ?

パレード

ぼくはパレードにやってきた
招待状は持っている

 

ひとりブランコに乗る白塗りの少女

原色のランプを光らせるフロート車

花いっぱいのドレスを引きずるドラァグクイーン

手をつないでこちらを見つめるアルビノの双児

 

粗悪品のキャンディ舐めながら
ぼくは首吊りの木で首を縊る

 

パレードの一番の見どころなのさ

星の熱動

体の膿を排出しようとするが

叶わず


熱は体力を奪い

はいつくばる

 

夜は深く

シリウスカノープス・リギルケンタウルス

輝いてる

 

寝返り打ちながら

胸の鼓動確認し脈数えてた

眠れない夜

思いだけなるだけ遠く

あの銀河まで

薬の作用で見る幻も

太陽フレアに溶けた


存在、意識、そして至福