が出てきたのでさらします。ポエムじゃないな、これなんつーの?散文?
でもこれ実は二次創作なんだよな…「ダークソード」っていうダークファンタジー小説の同人誌に載せたものです。
グエンドリンはヒロインの名前。すべての人が魔力を持つ世界で魔力を持たないまま生まれてきて処分されず生かされてしまった主人公が魔力を吸い取るダークソードを持って最後はなんか二人で新天地に行くSFみたいな展開だったと思うんですが…えーっとAMAZONの一巻紹介のが全然面白そうなんで貼っておきます。
魔法がすべてを統べる世界シムハラン。この地にみなぎる《生命》の力を借り、人々はみな魔法の恩恵を受け、暮らしている。魔法に頼らず道具を用いることは、禁断の技とされるほどに、シムハランでの魔法の力は大きい。だが時として、魔力を持たない子供が誕生することがある。そうした者は《死者》と呼ばれ、闇に葬り去られる宿命なのだ。そしていま、若き《死者》ジョーラムをめぐり、シムハラン全土を揺り動かす運命の歯車が動き始めた!《暗黒の剣》がもたらすものは、はたして世界の破滅か?それとも希望だろうか?華麗なる魔法世界を舞台に、M・ワイス&T・ヒックマンが描く、長編ファンタジー・シリーズ開幕!
ワイスとヒックマンはドラゴンランスでおなじみのコンビですね。はい。
説明はそれくらいにしてポエムいきます。
ちなみに当時のPNは「佐賀詩織」でした。すげー厨ネームですね。(サーガ・詩を織る、で佐賀詩織。小説用PNでした。絵を描くときは別名名乗ってたと思う…)
Fiction
いつまでも花のように笑んでいてほしかった―――
この世ではじめて美しいものを見たと思った。彼女の瞳の中にはいつも星が宿っていた。その星は真昼でも太陽にまけず照り輝く、地上で一番明るい星だった。そして永遠に輝いていられるはずだった。―――グエンドリン…私はあの暗黒の剣が魔力を吸い取るかのように彼女から微笑みをうばいとってしまった。
彼女は、笑わない、少なくとも、この世のものたちには、誰もわからない、彼女は、誰にもわからない、彼女を…。
星は輝きを失った。一見して輝いてるかのように見えたとしてもそれはただ光をはねかえすだけの硝子の輝きでしかない。多分、その星は光をとりもどすことはないであろう。それに、彼女にそのような意思がまったくないことも確かだ。
暗黒の剣…あれが始まりだった。あれが全ての始まりだった。彼は凶悪な人体のパロディーのようであり、同時に十字架の形をしていて私を見ていた。闇が渦巻き、何人もの血を吸ったまさに暗黒の…漆黒の剣…光を照り返すことさえない、まるで私のようだ。そう、剣は私の分身のように、私の体内から生まれ出たもののように思えた。 彼を生み出したのは私… そう…すべて…
―――すべては私のせいなのだ…。彼女にはいつまでも花のように笑んでいてほしかった。
それを壊したのが私で、勝手ないいぐさだとはわかっていようとも、私はそう思わずにはいられないのです。1991 11 24 siori saga
文字の開き方とか句読点の打ち方とかも全部同じにしました。
うーん。高校一年生。こじらせてるなあ…。